第2章 日々
真っ青な空に栄える白い雲、穏やかに吹く風はとても心地よく学校が終わったフールは緑の芝生に横になっていた。
『あーぁ~暇だなぁだれか遊んでくれないかな?』
『……………そうだ!』
ポケットから魔法円のかれた紙を取りだした。
『奔放で悪戯なるものよ。我の下に現れん。』
フニャッ
『ケト!一緒に遊ぼうよ!』
ニャー!茶色の猫又のケト。
暇なときにはいつも悪魔を呼び出して遊んでいた。
ケトと遊んでいると、あっという間に時間は過ぎてしまっていた。
あっ!いけない!!!早く帰らないといけなかったんだ。
お父さんもう帰ってきてるかな?大変だーっ!
『ケト。今日もありがとう。また遊ぼうね!』
ニャー♪
ポンッ
ケトは姿を消し、フールは急いで家路に着くのだった。