第2章 日々
---208年前--- 15才
青々とした木々が生い茂る山々。
山の麓には大きな湖が朝日を浴びてキラキラと輝いていた。
美しい自然に囲まれた小さな町があった。
町の中心には広場、シンボルである石造りの教会がある。
教会の側の家の玄関から飛び出すように出てきた一人の少女
『わーいい天気!気持ちいいー』
空を見上げ、暖かい日の光を浴びている。
『お母さん、行ってきまーす』
「フール!今日お父さんが帰ってくるから。早く帰ってくるのよ。」
『はーい』
フールは町へ向かって走りだす。
『あっ、ロイ兄さんおはよー』
「ふぁ~おはよー。お前今日も元気だなぁー」
今日も平凡な1日の始まり。
フールは元気に学校向かった。