第6章 序幕
気持ちを切り替えよう!
『ふぅ、、お茶でもしようかなぁ?』
……………ポン☆
「おや?お呼びですか?ご主人様」
ニヤリと笑いながらメフィストが現れた。
『あれ?お茶しようかなって言っただけなのに来ちゃったのね…?ふふふっ』
契約してからというもの、当主になってからは現場に出ることが少なくなったためにメフィストはティータイムの時に現れることが多くなっていた。
最近では特に魔法円など出さなくてもメフィストは呼び出せるようになっていたる…のかな?
「お茶で私を呼ぶなんて…」
文句を呟いているメフィスト
私はちゃんと召喚した覚えないけどね…
フールはそんなことを考えながらも嬉しそうにお茶の支度をし始めた。
なんだかんだ言っていつも付き合ってくれるメフィスト。
『ねぇ、最近メフィストは何してるの?』
淹れたお茶をメフィストの前に差し出しながら質問をした。
「そうですね。色々な国を見て回っている感じですかね。そうそう、ある国で懐かしい呼び方をされまして。
ちょっと悪戯がすぎましたかな?トリックスターなど……よく覚えていたものです。本当に人間は面白いものですな☆」
『いいなぁ私もメフィストみたいに世界を見てみたいわ』
お茶を飲みながらゆっくりと過ごしていた。