第21章 再開
任務(改)】
ー場所ー 獅神島
ー内容ー
上級悪魔マルバスの討伐。
一般人の避難。
行方不明になった隊員の安否確認及び救出。
ー捕捉ー
マルバスの協力者がいる可能性アリ。
今夜、屍人が大量発生する可能性アリ。
一般人の避難、保護。
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案内された部屋に入ると獅郎とフールに自然と視線が集まる。
見渡してみると集合した祓魔師は思っていたよりも少なかった。
『これで全部?』
「あぁ」
『まぁ急だったから仕方ないか。』
その中には神社の神主、そして数名の側近も参加しているようだ。
一応正十字騎士団に所属しているようで、今回の件が獅子様が起こした事との報告を受け少し困惑している様子が伺える。
合計で数十名が用意された部屋にそろい、中心に置かれた島の地図を囲うように集まっていた。
“心なしか協力的じゃない感じの人もいるようなんだけどなぁ…”
『はぁ』
「どうしました?」
いつの間にか横に立っているメフィストが声をかけてきた。
『えっ?あっ…んーあのあたり…?w』
メフィストはちらっと目線だけを動かした。
「あぁそうですねぇ、人選まではできませんでしたから。すみませんね☆」
ウインクを飛ばして歩きだし中央の地図が見える位置に着いたところで話し始める。
「急な要請に応えていただき感謝申し上げます。」
フッと笑みを浮かべる。
「さて、今回の任務はこれまで以上に命の危険があるのは間違いないです。
普段の戦闘のように魔障?で済むと思ったら間違いです。
攻撃を受けた時点でほぼ命はないと思っていいでしょう。
なので、すぐ動ける祓魔師の中でも尖鋭を集めさせていただきました。」
ザワッと室内の空気が揺れる。
「マヂかよ?」 「聞いてないぞ」
「そんなかよ」「市民にも被害が…」
「ここで止めないと…」
「誰がこれを仕組んだことやら」
「あぁ獅子さま…」
「けしかけたんじゃねーの?」
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…
「あぁのぉー…では…状況の報告をさせて頂きま…す?…………」
少し気まずい雰囲気の中イズミが咳ばらいをし気合いを入れ数日前から調査した結果を報告しはじめた。
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