• テキストサイズ

【青の祓魔師】悪魔に落ちた瞳

第19章 お出かけ



部屋の中に入り腰を掛ける。

女将と仲居が正座をして頭を下げた。

「ようこそいらっしゃいました。部屋付きの仲居上島と申します。」

「ご滞在中は上島に何なりとお申し付けください。では、私は先に失礼しますね。ごゆるりとどうぞ…」

女将は先に部屋をでていった出ていった。

その後はなか仲居さんが簡単なお部屋の説明をして

食事を後で用意しに来るということだった。


改めて部屋を見渡す…

豪華な部屋。

露天風呂。

部屋付きの仲居……

さすが理事長…。

お茶を啜りながら1人考える。

あの女将さんどこかで見たことがある…かも?

うーん…気のせい?


メフィストは彼女とだいぶ親しいみたいだし…

良く会ってるのかな…




「何かありましたか?」


『うーん女将さん?メフィストよく知ってるの?』

「そうですね。旅館に来たのは数回ですかね?」


『旅館以外は?』

「そうですね。たまに会ったりはしますよ」

会ってるんだ……

『………………』


「彼女が気になりますか?アレですよ。私の部屋に彼女の写真か飾ってあります。見てませんか?」


『!?写真飾ってるの?うそ…』



そんなに彼女のこと…

一瞬で頭が真っ白になる…




「はい。彼女はレイヤーですよ。飾ってあったでしょう?彼女は見事に萌キャラになりきる天才です!」


『ん…………!?“レイヤー??”

あっ!あれか!確かにメチャクチャ可愛い写真並んでたね…あれ、本当の人だったの?!』


「彼女は見事な衣装をも作りますからねー」


『そか…でも……彼女の事、相当お気に入りなんだよね……?』


下を向き湯呑みを握りしめる。


「おや?モヤモヤしてますか?」


『モヤモヤ……うん。そうだね。してる。』

「お気に入りではありますがそれ以上も以下もありません。」

うつむいたままのそんなフールの様子を見てメフィストは嬉しそうにため息をついた。

「はぁー私の気持ち少しはわかりましたか?他の人に目を向けているとこうも気持ちが落ち着かなくなる感じが。」



『うっ、、、ごめっんね……?』



「そうですね…一緒に露天風呂に入ってくれたら許しましょう♪」


/ 285ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp