第19章 お出かけ
『ねぇ?広いからこんなにくっつかなくってもいいんじゃないかな?』
「ここには2人だけの時間を楽しむためにきたんですからこれでいいんです♪…嫌ですか?」
『嫌なわけない。
チュッ…
ゆっくりできて嬉しいよ?』
顔をか赤らめキスをした。
すぐに後ろを向いてしまう。
メフィストは近づき後ろからそっと抱き締める。
片手で顔をなぞり振り向かせる。
噛みつかれるような濃厚なキスをされる。
『ンッ///』
息が出来ないと口を開くと舌がはいってくる。
クッハァ…
ハァハァ…
口が離れるとツゥーっと2人の間に糸を引く。
強く抱き寄せられ首すじにキスをしてもたれかかる。
ペロッと舐めるとフールのからだがピクンと跳ねる。
「フールの肌は甘いですね…」
少し息が整い出したときメフィストにくるりと体の向きを変えられ、自分から迫っているかのような股がった体勢になる。
メフィストの色気を含んだ瞳に捕らえられる。
ニヤリと笑ったその口元から覗く尖った歯。
あぁ…………
この人はなんでこんなにも色気を溢れだしているのか…
メフィストのこの獲物を捕らえるかのような…
鋭く冷たいグリーンの瞳が………
……好き……
このまま命もろとも食べ尽くされてしまいそう……
体が熱を持ち下腹部がズクンと疼く…
「さぁて?…そんな顔をして…どうかしましたか?」
『メフィスト…』
「何です?」
メフィストの首に腕を回す。
そっとすり寄り耳元で囁く…
『触って…』
下半身を擦り付け媚びる…