第19章 お出かけ
『もーうるさいなーいいじゃないっ会いたくて行ってるんだから。』
「…………」
急に黙ってしまったメフィスト鋭い視線をこちらに向け何を言うのかと思えば………
「もう我慢の限界です!出掛けますよ!今、すぐに!」
『えぇ!?』
「そうです!たまには2人で休暇をとって出掛けましょう!」
立ち上がり明日の方向へ指を差し決めポーズをとる
『ぇ?ちょっと待って?今っ?』
「今です!場所は………」
ーーーーパチンッ☆ーーーーー
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目の前に海が広がる。
メフィストに手を引かれいつの間にかプカプカと浮いている2人。
ここはどこだろうか?島??
足の下には小さな島。
そこには大きな橋がかかっている。
島の中心には少し高い山の上が神社がありその麓には歴史のある町並みが広がっているようだ。
『キレイなところ…』
「ここは獅神島です」
「……………」
島の名前を教えてくれたメフィストは下を見たまま黙ってしまった…
『メフィ?どうしたの?』
「いえ。さっいきますよ♪」ニヤッ。
グッと手に力が入り引かれるとそのまま島に降り立った。
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