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【青の祓魔師】悪魔に落ちた瞳

第19章 お出かけ



ーーメフィストの執務室ーー


昼食を終えて部屋に戻り仕事を始めようと席に着く…

視線が………

痛い。

肩肘をついてこちらを睨み付けてくる…


今日のメフィストはなんだかとても機嫌が悪い。

朝からこんな調子だったのだが午後になれば落ち着くと思っていたんだけど…

戻ってきてみればさらに視線が鋭くなったような…

こう続くとなると流石に辛い…

『………なに?』

「最近、楽しそうですよね?私をほったらかして…」

『なにそれ。ほったらかしてないから』

手を止めずに話す。

「どれだけ藤本神父の所に通ってるか自覚しています?」



『…さぁ?メフィストこそ、最近のお気に入りは手に入ったの?』


「もちろんです!どれだけ苦労してこれを手に入れたと思ってるんですかっ!この前は3日徹夜で並んで…」

上手く話をそらせば饒舌…

しかも不機嫌な理由って…はぁ……

思わずため息がでる。


『…3日ねぇ。他にもいらいろあるよね?メフィストの方が私をほったらかしにしてない?』

「ぁくっ!?」

『私だって好きで双子に会いにいくんだから。』

普段からお互いに自由に行動している。

悪魔だからか私たちは本能、欲望に忠実だ。

「いえ。双子だけではありません!」

「藤本が骨折して大変だからって帰ってこなかった日があるじゃないですか…」

『え?いつの話をしているの?』

「あそこには他に何人か神父たちがいるでしょうが!」

「あの忍者末裔だかの娘にもちょくちょく会いに行ってるそうですし…」



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