第4章 決意
『父さん大丈夫??』
「おー。いやーこんなところに上級かよ。下級で囮とか小細工使いやがって。質が悪かったなぁ……悪いっ油断してたよ…フール。ありがとなっ…ロイ!お前は大丈夫かよ?」
「あはは、これくらいなんともないっすよ。」
『…父さん!!!腕がっ』
「あぁちょっとしくじっちまったなっ。お前は怪我はないか?」
父さんの怪我の手当てをするが、思ってたよりも酷そうだ。
もしかしたら…私は怪我の具合を見て内心焦っていた。
応急措置もおわり、父さんを先に病院へ運んでもらった。
残った私たちは責任者に無事に祓ったことを伝えた。
「親父さん大丈夫か?あの傷…結構ヤバイのか?」
『うん…治ったあと今までみたいに剣が握れるか微妙なところだと思う…』
夕日を背に二人並んで家路につくのであった。