第15章 R・R
「あちゃーひどいね。小鬼の群れねぇいったいどこから現れたんだか?」
ライニング顎に手を当て様子を伺っていた。
『!?大変!応援に…』
同じく小鬼の群れを確認したフールは、下へ降りようとした時
グイッ☆
腕を強い力で捕まれ引き留められた。
「これは、ひどいですね!こんなにたくさん一体何処から侵入したたんでしょうか?」
フールの腕をつかんだまま2人の間を割り込むような形でメフィストは姿を現た。
そして、同じようにバルコニーの下を覗いていた。
「まさか、私としたことが!結界に穴が出来てしまったようですね。早く直しに行かなくてはいけませんね…」
この状況をとても理解して淡々と1人話を続けるメフィスト…
「しかしこの場を鎮圧出来るのは…
そうですね!あぁ!!ライトニング!
いいところにいるではないですか?!この場はお任せ致します☆あなたなら間違いなく直ぐに治まりますな♪」
そこに居ることも解っているはずなのに今気付きました!という感じで話すメフィストに少し疑問を持つ。
「あぁ助手が必要ですから、フールは私と一緒に行きますよ☆」
『えっ?えっ?!』
「でわライトニングよろしくお願いします☆」
あまりの話の早さと行動にフールは困惑ながらメフィストに手を引かれあっという間に建物の中へと早足で消えていってしまった。
「あーぁ行っちゃった。仲良くなり損ねちゃったなぁ?」
2人の消えていった方をぼーっと見つめていた。
…次に会う時はもっと話を聞きたいね…