第14章 A・A・A
「やぁ一緒にいいかい?」
眩しいほどの笑顔でエンジェルがフールのもとにやって来た。
「えっ?!エンジェルさん。ここ??
凄い!本物!!あなたの活躍は日本にいてもよく耳にしますよ!」
メンバーたちは、会えて光栄だ!
と女性陣にいたっては素敵!
カッコいい!
など目を輝かしてエンジェルに話しかける。
「はっはっは、そうだろう!最近は特に活躍することが多かったからなっ」
フールは活躍するエンジェルのことを知らなかった。
『エンジェルってそんな有名人だったの?』
メンバーのあまりのはしゃぎぶりにフールは呆気にとられる。
「こっここへどうぞ!!」
「あっ?いけない!次っ」
「えっ!あっフールさん、私たちもう行かなきゃ」
『あぁ?そうね。よろしく』
「エンジェルさん、もっとお話もしたかったですぅ~υ」
席を譲ったメンバーはこの場を離れるのが残念そうにしながら他のメンバーに手を引かれ連れ去られるように嵐のようにバタバタとしながら部屋を出ていった。
向かい合うようにエンジェルと二人っきりになった。
『ほんと人気者なんですね』
「そうなんだ。最近はよく話かけられて困るときもあるさっ。日本といえば、そう。最近派遣された候補生(エクスワイア)が確か日本から来ていたはずだ…」
『んー私、あんまり知ってる人いないからなぁ?』
「確か…シュラだったか?」
『あっ!もしかして霧隠シュラ??』
「知っているかい?」
『そっか頑張ってるんだ…。なつかしいなぁ。どうですか?シュラは…』
「候補生だが、いい動きをするやつだったよ
そこからはシュラという共通の話題もありエンジェルと打ち解けるのは早かった。
休憩も終わりそこからの学園を見てまわる間、エンジェルはフールの横を維持しながら行動した。