第3章 契約
『あっあのぉ………////』
男は笑いを堪えながら私を見つめ
「キスでもされると思いましたか?」
『!?』
私は顔を真っ赤にし固まった。
「ククッ愛らしい人だ…。」
男は一歩後ろに下がり片手でマントを広げもう片方の手を胸にあて少し前屈みで話し出した。
「私はメフィスト・フェレスと申します。フールと言いましたか?以後お見知りおきを」
お辞儀をしながら私の手を取りキスをしてきた。
いきなりの出来事に何が起きたのか少しパニックになっている私にメフィストと名乗る男
「さて、私になんの用があってお呼びでしたかな?」
私は少し落ち着くように呼吸を整えてから答えた。
『それはもちろん悪魔と契約をしようと思ったのでお呼びしたんですが…』
「ほう。やはりそういうことでしたか。」
フールの事を舐めるように全身を見たあとメフィストは、ウインク☆をしながら
「……………。
いいでしょう!貴女のような若く美しい女性に仕えるなら悪くはない!そして、何より面白いじゃありませんか☆契約いたしましょう!」