(黒バス×結界師)青峰の屋上さぼり仲間は、結界師!?
第3章 笑って
光「ただいま」
母「おかえりなさい」
お母さんがパタパタと玄関にかけて来た。
母「どうだった?」
光「いつもどうりだよ」
母「そう。手洗ってらっしゃい、お菓子あるから」
微笑んでお母さんはリビングに入っていった。
光「うん」
手を洗って、包帯を変えて、リビングに行った。
すると、そこにはクッキーがあって、
光「うんまーーーーー」
一口食べて叫んだ。
お母さんの料理はうまい。良守のケーキに負けないくらいうまいのだ。
だからこうして叫んでしまうわけだ。
まあ、これはいつもの事なのだが……
クッキーを全部食べ終えたころに、外からこんな声が聞こえてきた。
良「いくぞ!方囲!定礎!結ウウウウウ!……
よし次!結!解!んぐぐぐぐぐぐぐ……ぐふはふぅ……!!」
所々で、ゴッとか何かが落ちたような音も交じってる。
良守も修行してる。
私もしなくちゃ。
そう思って、光は残りのクッキーを食べると修業着に着替えた。
修業着に着替えて、道場に入る。
四角い線が描かれている紙をひくと、
光「結」
線ぴったりに形成された結界を見て、よしと呟くと
光「次。解。結」
一気に、十数個形成し、ひし形状に並べた。
光「うん。今日も上手く出来た。解。次」
そう言うと、光は目を瞑った。
すると、光の頭の横に「スウ」と猫が浮かびあがった。
嵩(たか)「呼んだ?ってか。あはっはっは」
こいつが、無想時に出てくる管理者。
管理者は、無想の時鋭敏になっている感覚や、大量に入ってくる情報を処理したりする
結構大事な奴なのだ。
光「呼んだ、というか、極限夢想したら出てくる」
嵩「何それ、ひっどー」
光「全然そんな風には見えないけど」
棒読みで抗議してくるが、何しろ棒読みなのであまり酷いとは思っていないよう。
光「よし、極限無想もできたし、次は……」
母「光-。ご飯出来たよ~」
光「はーい……んじゃ、ばいばい」
嵩「早っ。まあいいけどよー」
無想を解くと「スウ」と嵩は消えていった。