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藍色の瞳【ONE PIECE】

第7章 夢の島?



レンは海を覗き込むと、波立っている中、うっすらとガレオン船らしき影が見えた。
それが浮いて来てるのか、どんどん影が濃くなっていく……


『…あれ?でかくないですか?』


そうレンが言うと、ナミ達も海を覗き込んだ。
影は、2つの船を呑み込んでしまうほどの大きさになっていた。
いや…もっと大きい。


「ねェ、船の下に……」

「ああ、なんかいる……」


突然ガクンッと揺れたかと思うと、マシラの船より奥側の方からとても大きな亀が海面から現れた。
亀は、バキバキとガレオン船を食べており、その口の中へ給気ホースが続いていた。

レンはあまりのでかさに驚いていると、ふと後ろからロビンが話しかけてきた。


「……あら。あのコ達全員、船ごと食べられちゃったの?」

「みなまで言うな~~~っ!!!!」


ウソップは泣きながらに叫んだ。
チョッパーもじたばたと、騒ぎ出す。


「うわあああ!!!ルフィ達はやっぱり食われたんだ~~~~~~!!!」

「だいたい、お前だぞ!!!こんな"偉大なる航路"の海底へあいつら行かせたのは!!!
根拠もねェのに、大丈夫なんててめェが言うからあいつらは…!!」

「そうね…ごめんっ!!!」


ナミはキッパリと謝った。


「………!!そうなんだが、なんか違う!!!」


すると、またガクンッと船が揺れた。
亀が給気ホースを引っ張っており、このままだと船ごと深海に引きずり込まれてしまう。


「ロビン!!おめェ強ェんだろ!?何とかしてくれェ!!!」

「あれはムリよ…おっきいもの」

「じゃあレンは!?」

『え…可哀想だけど気絶くらいなら?』

「よし!!!行ってこ~~~い!!!」


ウソップはビシッと亀に指差し叫ぶ。
私は仕方なしに船の縁に脚を掛け、鞘に収めたままの刀を構える。そしてナミはウソップに迅速な指示を出す。


「ホースを切り離し、安全確保!」

「ルフィ達はどうすンだよ!!」

「悪魔だ~~~~!!!」


ギャーとチョッパー達が騒いでいると、突然辺りが暗闇に包まれた。夜にはまだ時間が早すぎる。
すると向こうの船が騒がしくなる。

「……ア…アア…!!不吉な…………!!!
突然夜が来る夜は、怪物が現れる前兆…船を沈められちまう!!!早く園長を救出しろォ!!!」

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