第1章 夢ですかね?
「…しまったあのチンピラ、ブルージャムんとこの運び屋だったのか。…やべぇ金に手ェ出しちまった…!」
「本物の刀持ってんぞ手下のポルシェーミだ。あいつイカレてんだ!!知ってるか!?…戦って敗けた奴は生きたまんま"頭の皮"を剥がされるんだ…!!」
エースはサボの言葉に息を飲む。
「あれ?あいつは?」
「あ」
「放せ~~~~~~!!コンニャロォ~~~~!!」
「なんだこのガキ」
何で捕まってんだよーーー!!
隣にいたはずのルフィがいつの間にかポルシェーミに捕まっていた。
「助けてくれーエース~~~!!!」
あのバカ、おれの名前を…………!!
「……エースって言ったか今…。お前エースを知ってんのか……?」
「友達だ!!あ…でもさっきおれ殺されかけた…」
あいつベラベラと……
「一応聞くが今日、エースの奴が……俺たちの金を奪って逃げたってんだよ…。どこにあるか知らねぇよな?」
「やべぇ…宝全部持ってかれちまう!!」
「喋んじゃねぇぞあのバカ……!!」
宝のありかを教えてしまえば、エースはもう友達にはなってくれないだろう。ルフィはそう考えた。その結果。
「し……し……知らねぇ」
ウソ下手っ!!!
あまりのウソの下手さにポルシェーミは心の中でつっこんだ。
「くくっ……よしよし知らねぇなら仕方ねぇ…くくくく!!思い出させてやるから安心しろ…!!」
「何だおい!!放せよ!!どこ連れてくんだ!!!畜生ォ!!!」
……………………!!!