第4章 再会
ニコ・ロビンは死を望んでいた。
たがルフィはロビンを生かした。
それが罪だと言う…。
行く当ても帰る場所もない…。
だから、この船に置いて欲しいという事だった。
「何だそうか。そらしょうがねェな。…いいぞ」
「「「ルフィ!!!!」」」
ナミとウソップとゾロが声を荒げる。
サンジは相変わらず、ロビンにハートを飛ばしている。
「心配すんなって!!
こいつは悪い奴じゃねェから!!!」
ルフィはニコニコと笑う。
この後、ウソップによる取り調べが行われた。
話によると、
8歳で「考古学者」。そして"賞金首"に。
その後20年、
ずっと政府から姿を隠して生きてきた。
子供が一人で海に出て、生きて行けるわけもなく…
色んな"悪党"に付き従う事で身を守っていた。
「お陰で裏で動くのは得意よ?お役に立てるはず」
「ほほう、自信満々だな…。何が得意だ?」
「暗殺」
ロビンは微笑んで答えた。
「ルフィ!!!取り調べの結果、危険すぎる女だと判明!!!」
ルフィはそんな話を聞いている筈もなく、チョッパーと騒いでいた。
「聞いてんのかおめェら!!!」
「軽くあしらわれちゃって、情けない。
どうかしてるわ!!今の今まで犯罪会社の副社長やってた…。
その女はクロコダイルのパートナーよ!!?
ルフィの目はごまかせても、私はダマされない。
…妙なマネしたら私がたたき出すからね!!」
思わず、ウソップが拍手をする。
「フフ……ええ…肝に銘じておくわ。
そういえば、クロコダイルの宝石、少し持ってきちゃった」
ロビンは宝石の入った袋を机の上にのせる。
「いやん!大好きよ、お姉様っ!!」
ナミは目を輝かせて、ロビンにすり寄る。
「「おいおいおいおい!!」」
さっきまでとの態度の違いにウソップとゾロが突っ込んだ。