第4章 再会
ルフィと視線が絡み合う。
レンは驚きが隠せないでいた。確かに、ルフィを探していたのだが、こうも早く会えるとは思ってもいなかった。
「ん?おめェ誰だ?何処かであったか?」
その言葉に僅かながら、ショックを受ける。
忘れていても無理はないが、本人から真正面で言われるとやはり寂しい気持ちになる。
『私、天宮 レン。ルフィが小さい時にコルボ山で合ったんだけど…覚えてない?』
「…コルボ山!」
ルフィは眉間に皺を寄せ、うつ向く。
そして、パッと顔を上げた。
「…もしかして、レンか?」
『うん!!そう!』
「レンかぁ~!久しぶりだな!!」
ルフィは目を輝かせ、隣の席に座る。
「今までどうしてたんだ?」
『えーと、ここだとあれだから…』
場所を変えようとルフィにそう言うと、ルフィはキョトンとした後、ニカッと笑った。
「じゃあ、おれの船に来いよ!仲間にも合わせたいしさ!!」
『いいの?』
「良いに決まってンだろ!!」
ケラケラと笑うルフィに、私は嬉しく感じた。
あの漫画に出ていた、麦わらの一味の皆に会えるんだ!!
でもその前に、ルフィにずっと言いたかった事がある。
緊張と高揚で胸が高鳴る。
『私を、仲間に入れて下さいっ!!』
「レン、おれの仲間になれ!!」
『「 えっ!? 」』
レンとルフィは同時に驚き、目を丸くする。
が、直ぐに笑い出す。
『プハッ!…よろしく!船長!!』
「しっしっしっ!…あぁ!」
それからレンは、ルフィが船に行こうと言うので店員に食事代を払い(ルフィの肉代も)、一旦、自分の荷物を取りに行く。
今まで乗っていた船は、ここに置いておく事にし、レンはルフィに着いて行った。