第4章 再会
『着いた~~~~!』
レンは港に船をつけ、島の港へと降り立つ。
フフフ、そう、この私天宮レンは人生初航海にて、初上陸致しました!
海軍に出会した時はどうなることかと思っていたけど、何とかなって良かったー。
『…お腹空いたし、何か食べてこよ~』
レンは刀といくらかのお金を持ち、街へと足を向けた。
◯◯◯
上陸した街は、綺麗で活気があり賑わっていた。人の数も多い。
レンはキョロキョロと辺りを見回す。
『あ!』
ふと、酒場を発見する。
少し悩んだ末に、レンは店の扉を押した。
店の中は結構賑わっていた。レンは空いていたカウンター席に座り、店の人に食べ物と水を頼む。
頼んだ物は、直ぐに来た。
これを言ったら失礼だが、思いの外美味しかった。
『……あの、この島ってログはどれくらいで溜まりますか?』
「ん?お姉さん、旅人かい?……そうだな、確か半日で溜まるよ」
『ありがとうございます』
レンは店の人に礼を言い、まだ残っているものを口に運ぶ。
良い店に当たって良かった。
すると突然、バン!と店の扉が開かれ、ドタドタと足音が近付く。
「オッサン!肉くれ!!肉!!」
レンは聞いた事のある声に驚く。
進めていた手を止め、声の主に目を向ける。
レンは目を見開いた。
『……ルフィ?』