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藍色の瞳【ONE PIECE】

第3章 新たな出会い?




レンは目の前の光景に目を見開く。

髪の長い男が銃を構えており、その先ではもう一人の男の人が腹から血を出して倒れていた。


「ハッ!ざまぁねぇな。さぁ行くぞ!!」

「離して下さい!!誰か助けて!!」

「母さん!!父さん!!」
「パパ!!ママ!!」

「!!……ハンナ!!キーン!!」


声がしたほうを向くと、先ほどの子ども達がいた。


「よくも父さんを!!母さんを離せ!!!」


木刀を構え、向かって行こうとするキーンを止める。
まだ子供であるこの子を行かせてしまうのは危ない。かといって、本当は私も怖くて行きたくない。
でも……


『そ、その人を離しなさい!!』

「あぁ?なんだ、この女は。おい、こいつを持ってろ」


髪の長い男が後ろにいた仲間に女性を渡し、こちらに歩み寄って来た。
レンは怯えつつも前に出る。


「ほー、度胸のある女だ。そうゆう女は嫌いじゃない。ちょうど良い、お前も……!!」


私を掴み掛かろうとする男。
その瞬間、また虎の時と同じように男の動きがスローモーションに見えた。


「…!!?」


それを易々と避ける。
男は驚いた顔を見せるが、また掴み掛かろうとしてくる。


「…っ!!」


同じ様にその手を避けると、次から次へと拳が飛んでくるようになった。
レンは反撃することは考えず、ただ避ける事だけに集中した。身体がいつもより軽く、素早く動ける。


「オレを……おちょくりやがって!!!」


とうとうキレた男が剣を抜き、仲間が一斉にこちらへ武器を構える。女性はまだ解放されていない。

さすがに、この人数はヤバい。人質もいるし、どうする!?


「やぁねぇ。女一人に、男どもがそんなに武器を構えて」


声がしたほうに目を向けると、刀を持った男の人?がいた。


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