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君との時間。

第5章 学生になりましょう【キングVer.】


ーーーー図書室

「こっち」

キングは一番奥に行く。私はついて行く。

『中間の時は教室だったし私は図書室なんて絶対こないから新鮮な感じだね!』

「オイラは良く来るけどね。ここの席は図書室の中で1番静かだからいつも座るよ。はい、隣。」

カタ、と壁側の椅子を引いて私を先に座らす。キングって何気紳士だなーと思う。ドアもレディーファーストだし。途中の渡り廊下で自販機のジュースも買ってくれた。

『ありがとうございます!よろしくお願いしますキング様!』

「まず範囲は分かる?」

『分からない!』

「ありえないんだけど...はぁ...各教科ごとに書いておくよ。」

カバンからペンケースとルーズリーフを取り出してサラサラと書き出していく。キングの字は凄く見やすい。

『期末だから範囲広いね~』

「って思うかもね。でも中間で出たとこが大体で応用的な問題を期末で広げた範囲なのがオイラ的予想かな」

『キングが言うから納得出来るね!』

サラサラと書かれていく字を眺めて大人しく書き終わるのを待つ私。

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