第1章 梅の花 嫉妬の謳(秀吉誕生祝い2017)
秀吉は、するりと美蘭の足の間に入り込み
今度は花芯をねっとりと舐めながら、蜜壺に指を入れて律動した。
「気持ちいいんだろ?…ナカ…うねってるぞ。」
グチュグチュと聞こえるいやらしい水音と、秀吉の意地悪な言葉が、快感を煽り、美蘭を絶頂に導いた。
「ああ…っ!…イっ…ちゃ…ああああっ…ッ!」
美蘭は、ビクビクと背中をそらせ、ぷしゅ!と潮を吹いて達した。
「あ…っ!何か出ちゃった…いや…!」
潮を吹いた経験がないのか、濡らした褥を見て、取り乱す美蘭。
「落ち着け。これは、美蘭を喜ばせられたって記しだ。」
美蘭は、男性経験がありそうだ…とは思っていた。
自分とて、むしろ豊富な部類に入る経験を持つ故気にはしていなかったのだが…
潮を吹くほど美蘭を感じさせたのは、どうやら自分だけなのだと察した秀吉は、
美蘭を征服したような満足感に満たされた。
「…変じゃ…ない?」
上目遣いで秀吉の心を探る仕草は、男を煽った。
「好きな女を、こんな風に感じさせられたら男冥利に尽きる。その証拠に…嬉しくて俺だってこんなだ…。」
そう言って美蘭の手を握り、愛しい細い指を、固く反り返っている自分自身へと導けば、
「…あ…っ…凄い…。」
愛しい女の手が自分自身に触れ、欲望で膨らんだそれを、欲を含んだ声で「凄い」と形容した。
男の箍を外すには、それは充分過ぎた。
「…は…凄いだろ?もう我慢できねぇ。…挿すぞ…?」
秀吉は、先走りの汁が滴る自分自身を、蜜が滴る美蘭の蜜壺に、ズチュリと挿し入れた。
「あああっ…ん…っ。」
挿し入れたソコは暖かく、粘膜の触れ合う感触だけでも達しそうな程に堪らなく心地良かった。
そんな恍惚とした快楽の最中、
美蘭が、両手で自分の顔を覆った。
「…美蘭?」
繋がったまま、秀吉が美蘭の手を顔から外してみると、
美蘭は、また、ボロボロと涙を流していた。