第1章 vol.1 告白
ガラララ…
突如教室のドアが開く
銀「うお!!びっくりしたわー!なんだ?まだ帰ってなかったのか?」
私は急いで泣き顔をこすると慌てて笑顔を作る
「へへっなんか急に名残惜しくなってしまって…ちょっとぼーっと思い出を振り返ってたんですよ。先生こそどうしたんですか?」
銀「ん?んー……まぁ先生もお前と同じだわ。最後かと思うと名残惜しくなるよな」
銀八は教壇にいつものよう両手をつくと
少しだけ笑いながら教室を見渡した
見慣れたいつものこの光景に
みんながいない
君が
いない
ぶわっと込み上げてくる想いを
ぐっと堪える
ああ
私きっと今
とんでもなくブサイクな顔してる