第1章 vol.1 告白
銀「いい顔してんな」
そう言うと先生は私の頭をぽん…と撫でた
拍子抜けした私は
驚いて先生の顔を見上げる
「どっ…どこがですかっ!!」
銀「その顔見りゃわかるって。お前の日常生活の滲み出る幸せオーラっつぅの?アレだろ?斜め3つ前の席の…」
「ち!違います!!先生の勘違いですよ!!」
銀「はいはい。担任の洞察力なめんなよー。授業中チラチラ見てんのモロバレです。」
もはや隠し通す術がなかった
どんどんどんどん顔に熱が広がるのを
感じることで精一杯だった
私はどんな顔をしていたんだろう