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【銀魂】みちしるべ 【坂田銀時】

第1章 vol.1 告白



卒業式もとっくに終わり、みんながいなくなった教室に一人





私は立ちつくしていた





夕日が窓辺にかかり






外は綺麗なオレンジ色





たくさん思い出が詰まった教室





この3年間本当に楽しかったな





部活、辛かったけど




挫折しそうに何度もなったけど




頑張って続けた






委員会だって真面目に参加した方かな





遠足に




体育祭




文化祭





結構準備も当日も頑張った





頑張れたし楽しかった









そこにはいつも君がいたから…









私は誰もいない教室で





君が座っていた机をそっと撫でた






ずっと見ているだけで






なかなか自分から話しかける勇気もなくて






数えるくらいしか話したことのない






君は私の名前





知ってるかな?





なんて





バカなこと思ったり…






君の笑顔はとっても素敵で





胸をきゅぅっと掴まれちゃうくらい





魅力的すぎて







「ずるいよ…」






君の机を撫でる私の手に






涙がこぼれてしまう






もう諦めるって決めたのにね





手で涙をぬぐうと




思わずくすっと笑ってしまった

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