• テキストサイズ

俺らと粉モン食べへん?

第2章 濵田崇裕






ざわざわした空気にのんちゃんも私も。

首を傾げ、不思議に思った。



なんやろなあ?と気にしてるのんちゃんが
流星くんを見つけ事情を聞いた



「あ、望。捜してたんやで!
知らん?濵ちゃんが…」


あ、おった


とへらっと笑った流星くんが
すぐ真剣な顔に変わる。


「濵ちゃんが保健室に連れてかれててな
なんか"今までのツケ"が回ってきたらしい」

『どういうこと、なの?』

「濵ちゃんの手出した女はな、
暴力団の総長の彼女やったんやて!」


暴力団の…総長?


「まあ、言うてもそこまで強くなくてな
喧嘩になって殴られたみたいやねん!」




ようやく状況を飲み込めて、

心臓がバクバクして。



のんちゃんが私を呼ぶ声も、
まったく聞こえてなくて



『のんちゃん、保健室行ってくる』


「おま、ちょ!待てって!!」




止める声も無視をして走った。



濵田センパイ大丈夫かな。

顔に傷あるのかな?



とにかく必死に走って、



ガラッ


『濵田センパイ!!!』



保健室に先生は居なくて、

ベッドに横たわる濵田センパイ。



「ふふ、うるさいよ〜ちゃん」






/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp