第2章 濵田崇裕
ーー濵田side
あああ、はどこ行ったんや〜。
怒るとすーぐ
そこら辺に行くからなあ。
『濵ちゃんっっ!!』
キョロキョロ見回してると、
後ろから声が聞こえた
振り向くとが走り寄ってきた
『ごめん…濵ちゃん。
いつも怒ってごめんなさい…』
「なーに謝ってんねん!大丈夫やって!
俺が傷つく分は気にせえへんよ」
でもな、
ちょっと悲しそうな顔をする
「俺がを傷つけるのは耐えられん
やから。はなーんも悪ないよ?」
『…うう、濵ちゃん〜』
「わー!泣かんといてよ!
泣かれるのも耐えられへんよぉ」
泣く私にパニックになる濵ちゃん。
思わず泣きながらも、
笑いがこぼれる
『いつもありがとう、濵ちゃん』
「ん、ええよ。その代わり
はよ下の名前で呼んでや?」
そんな、無理だよなんて言うと
ええ〜といつもの気の抜けた返事。
いつもと違う所は、
へら、と笑いながら
静かに私にキスをしたところ
「怒る顔も可愛ええから好きやで」
end.
「怒る顔も好きってドMやん(笑)」
「はぁん?くぉらぁあ!」
「うるさいよ濵ちゃん」
「ごめん淳太」
「淳太に弱すぎやろ濵ちゃん〜あははっ」
「しげもうるさい、特にうるさい」
「えええ!特にうるさいってなんなん!!」
「そこや。自覚せえ」