第2章 濵田崇裕
最近変だよ?濵ちゃん…。
心配そうな顔をしたは
いつしか高校生になっていた
俺もそろそろおじさんやって、
からかわれる年にもなってしまってた
『濵ちゃん…振られた…』
泣きじゃくるは、
決まって俺に泣きついてきた。
俺やったら泣かせへんのに。
なんで俺を好きになってくれへんの。
『濵ちゃん?』
「お前にとって俺って何?」
の目には俺はおらんかった。
俺にはが居れば良かった。
なで肩とか馬やとか、
散々にいじられたって我慢出来た
やってが、
『濵ちゃんはカッコええで!』って
可愛ええ笑顔で言うてくれるから
『濵ちゃんはカッコええお兄さんかなぁ』
頼りになるお兄さんやなーって、
笑って俺に抱きつく。
「俺にはさえいればええのに…」
いつになったら振り向いてくれんねん。