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俺らと粉モン食べへん?

第1章 中間淳太





新人教育係という、

何とも厄介な役割は私に回ってきて
末澤くんの担当になった


「やった、先輩だ〜!」


彼は犬みたいな子で

嬉しいことには素直で
尻尾を振ってニコニコ笑う

仕事覚えも完璧で、


2、3度教えれば覚えちゃう。


欠点と言えば…




「…うぅ、せんぱぁい!!」

『また怒られたの?』

「中間さん、厳しーっす」


直属の上司にも
このタメ口っぽい敬語を話すこと


仕事覚えは良いし、仕事できるのに
そのせいで怒られっぱなし。


「俺には怒って先輩には優しいって
下心丸見えっすよね…悔しー!!!」


くそう!仕事してきます!!


とデスクに戻る末澤くん



悔しいなら敬語話せばいいのに…。




「、お疲れ。
末澤の方、どうや。大変やろ?」

『あ。中間さん!いえいえ…
彼はすぐ覚えるので安心してます』

「仕事やなくてな」


え?と聞き返すと、

「や、分からへんならええわ」


と笑いながら給湯室へと
行ってしまった。


仕事じゃないのなら、

『なんだろう…?』






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