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俺らと粉モン食べへん?

第1章 中間淳太






それからの日々、何も変わらず。


お別れ会してくれたり、
また会いに来る約束をした


お兄ちゃんはいつもと変わらなくて




【、迎えに来たよ】

『おかあ、さん…?』



初めて見たお母さんとお父さんは、

嬉しそうに笑って抱きしめた



そうしてやっと自覚した。



お兄ちゃんは、お兄ちゃんじゃなくて。





「良かったやん、会えて
元気でな!寂しくても泣くなよ」


向こうでも、元気に暮らせよ、


去ってく後ろ姿を見て
こみ上げるあのモヤモヤ



それが何か、わかった




『お兄ちゃん!!!!!』


立ち止まり、振り返ったお兄ちゃんは
涙目ですぐに俯いた


『絶対!会いに行くから!
英語も勉強してくるからね!
だから、だから、待っててね!!』


今はそうでもいつかきっと、

びっくりさせるからね



「もう、お兄ちゃんなんて呼ばへんのやね」

『…、呼ばないよ、お兄ちゃんじゃないもん』



その時はお兄ちゃんじゃなくて



「次は淳太、って。呼んでな
その時まで楽しみにしてるわ」



1人の女の人として、

会いに行くから














end.





兄以上恋人未満

君との関係はただそれだけ。
でも俺はちゃうねんで?


俺をお兄ちゃんなんて呼ぶな。

お兄ちゃんじゃなくて、
男として見てや






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