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俺らと粉モン食べへん?

第1章 中間淳太






『流行りのメイク?』

『うん、ルナちゃんなら分かるよね?』

『わかるけど、珍しいな?
好きな人でもできたん?もしかして』


応援するで、と笑顔で言ったルナちゃんは
いつも持ち歩いてる雑誌の最新号を開いた


その特集には可愛い女の子たちが

色々な服や髪型、それこそメイクなどして
今流行りの!ってキャッチフレーズつけて
写真が載っていた。



『これはは苦手かも』
『うん…似合わなそ…私には』
『無理して着飾るよりも、
いっそ中身勝負!で行ってみるのは?』


中身勝負だなんて、

中間先輩に好かれるだろうか。


もしかしたら他に…
なんてちょっとネガティブになる


『は可愛ええんやから!
私も協力するから任せり!』
『ほんまっ!?』

思わず出てきたエセ関西弁。

ルナちゃんはそれに
ふふ、と笑う


『そうと決まれば、
もう1人いるわ、協力者!』
『だ、れ?』

『そんなん、決まってるやろ!』




ふふん、と自信満々な顔をして

叫んだ名前は



『神山智洋くん、やろ!』



ほら行くでと

手を引かれて行ってしまう。



なにされるんだろうなあぁ…






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