第6章 藤井流星
俺の中の優先順位はが1位。
だから他人にあーだこーだと
言われる筋合いなんて無いわけやし、
そもそもどうだっていい話なんや
『りゅうちゃん!』
「おはよ、」
『りゅうちゃんりゅうちゃん!ぎゅーして!』
んふふ〜、と朝から幸せそうな顔
性格が幼いところもあるは、
いつも俺にべったりで。
「今日から新学期やなあ」
担任誰やろな〜って言うと
は、不安そうな顔して
『りゅうちゃんとクラス一緒かなぁ』
「うーん、分からん」
『別々とか嫌や…』
「大丈夫や。会いに行く」
『ほんま?約束やで』
「おん」
やったあ、なんて単純。
俺がおらなは
いったいどうなるんやろなぁ。
ぽわぽわ考えていたら
いつの間にか学校に着いていた。
『りゅうちゃん〜見えへん…』
ちびのは飛び跳ねるけど
人混みに埋もれてる
「ちび」
見たるわ、って言うと
膨れて拗ねる
「んあー」
『どう?!どうなんりゅうちゃん』
「えー。」
『りゅうちゃん!』
「一緒やな」
ギリ見えた俺との名前。
よっしゃ。
今年1年もは俺のもんや