第6章 藤井流星
「俺実はな、と離れるとな、
死んでまう病気やねん。末期やねん」
「…」
「せやから無理や、他探して」
「神ちゃんしかおらんか…
お前みたいなアホには頼らんし!ばーーか!」
覚えとけよっ、と
悪者が去る時の
捨て台詞みたいな事言って去った
「〜、帰り俺んち来ん?」
『え?またぁ?お母さんに怒られるよ』
「ほんなら俺が家に行ってええ?」
『弟がいるからダメ』
「嘘やん」
『ほんと。だからだめ』
「ああ、結婚したら二人暮らしやのに」
『流星くんまだ18じゃないからできないよ』
「あのーー。いい加減に
いちゃつくのやめてもらえますぅ??」
え?と二人同時に振り向くと
不機嫌な顔して睨む淳太くんと
苦笑いの照史くん
「もぉー、僻まんといて〜」
「「僻んでへんわ!バカップル!!」」
「へへ、バカップルやて、」
『やめて。ほんと、恥ずかしいから』
end.
「ふぅーーーーーーっ」
『うわあ…大ちゃんじゃん』
「うぇっへーーい、ゴキブッ…
「もうしげ嫌い。近寄らんといて」
「え?!なんで!?え、流星!!!」
「うるさい」
『ざまあみろ〜』
「も口聞いたらあかん」
『はいはい』
「流星ごめん!なんで嫌いなん!?!?」
流星くんの男で嫌いNo.1の大ちゃん
理由は私に
ベタベタくっついたり
触ったりしてムカつくからだそう
ちなみにNo.2は神ちゃん
理由は私の理想の人だからだそうです