• テキストサイズ

俺らと粉モン食べへん?

第1章 中間淳太





あ、ちゃん〜と

手を振った小瀧くんが
私の顔を見るなりびっくりする

「ど、どうしたん…?」

「何も無い!喧嘩しただけ」
「淳太くんって人と?」

そっか。

と心配そうな小瀧くん。


そもそも過保護なの淳太くん。

男友達の名前出すと、
そいつ大丈夫なん?とか

色々口出して。



「ちゃんと淳太くんってさ、
幼馴染みとか兄妹ってより…
カップルっぽいで、見てたら」
「え?!」
「淳太くんが心配する時って、
話聞いてたら男とおる時だけみたいやし
心配性とかやなくて嫉妬ちゃう?」


多分やけどね、と笑った。


そうなのかな?
でもなんで嫉妬…?

する意味なんかないと思うんだけど…


「のぞむ〜おはよ」

「りゅーせい!珍しいな!」
「珍しいってなんや」
「朝起きるの苦手やん流星。」

「あれ?彼女もう出来たん?」

さすが早いなあと

へら、と笑った"流星"という人は
私を見るなり近寄って来た


「藤井流星っていいます」
「あ、 です」
「のぞむのどこが好きなん?やっぱ顔?」

何か勘違いしてる流星くんは、

こんな顔好みなん?とか
顔だけやからなあこいつとか
俺のほうにしてみいひん?とか

マシンガンのように話す。

「流星!なんか勘違いしてるけど
ちゃんはただの友達やからね」
「え?そーなん?なら俺が口説いてもええ?」
「ええけど後ろ盾がばり怖いでお前」
「後ろ盾?なんなんそれ、美味しい?」
「食いもんちゃうわあほ。はよ学校行けや」


と「ええ〜冷たいんちゃん?」なんて
うだうだ言う流星くんを追い払う


「ごめんな、ノリがチャラいねん
ほんまはええやつやねんで?」

なんて苦笑する小瀧くん。




/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp