第2章 濵田崇裕
そろそろ帰ろか〜とお開きの合図。
と神ちゃんは爆睡。
しげは酔いの勢いもあってか、
ウザ絡みが酷くなってる
「なんで俺らが世話せなあかんねん」
「ほんまやで、どーする?」
しげは頼りにならんし、
ここは誰か呼ばなあかんのちゃう?
「俺、望に連絡するわ」
「えっ。淳太くんにしようや」
「淳太は出張やから無理や言うてたやろ」
仕方なく望に連絡したら
すぐ来る!と電話ぶち切られた。
そしたらほんまにすぐ来よって、
爆睡する神ちゃんとに大笑い。
「ガチ寝やん、2人」
「神ちゃんはお酒のせい
はしげのせいやな」
「先に神ちゃんタクシー乗せよか」
ほら神ちゃん〜、と
望が神ちゃんの世話をしてる間、
が起き上がった
「…はまちゃん」
「あ、起きた?もう帰るで」
待っといてな、と頭を撫でると
嬉しそうに笑った。
その笑顔にドキドキする俺
はあ、やめて欲しいわ…
その気なくてもこっちはドキドキすんねん
『…はまちゃん、私ね。
望くんの事が好きやねん。』
俯くが、拳に力を込めた。