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2人の距離〜サブストーリー〜

第17章 ありがとう








「お母さん、嵐さんのライブってソロの曲とかあるんですかね?」



「あるわよ?和も歌うと思うわ」



「……ふふ。楽しみです。そういえば前に聞かせてってお願いしてたのすっかり忘れてました」
ソファでぽちぽちしてた隣で寝落ちした時の事を思い出す







あの時はキスで起こされて





って!!今絶対思い出しちゃいけないやつ!!!





頭を振って回想を振り払う









そんな事をしてるうちに





あたりが真っ暗になって







きゃーーっ!って悲鳴に似た声援が響いて






オープニング曲が流れる
















そして











(キャーーー!!!)

花火みたいな音と共に嵐さんが登場した












私はというと





びっくりしてうちわで思わず顔を隠す


わっ!!和さんドアップだ!!無理!!

ひっくり返してロゴ部分で顔を隠す





お母さんは楽しそうにしてて






そんなお母さんを横目にうちわをちょっと下げて辺りを見ると嵐さんが場を盛り上げて曲が進んでいく











「………みんな。かっこいい」

笑顔がきらきらしてて



それを見てるお客さんも楽しそうで






その場の一体感に高揚する



「どう?平気そう?」


「はい。楽しいです。」
にっこり微笑んで返すと、良かったわ。と微笑み返された







そのまま曲も進んでいって




嵐さんが花道に





私達のいる席は関係者だから比較的見やすく、且つ、向こうからのサービスが行き届く場所で
花道にすぐ近く




そして一番初めにそこに来たのは松本さんで







周りの関係者の方々が手を振って盛り上がってるのを松本さんは笑顔で振り返して



そのあとパッと目が合った気がした




そして、一瞬、え?みたいな顔をした後




直ぐに笑顔に戻ってファンのいる座席の方の花道に向かって歩き出す






その後も




順番にご挨拶に来て



櫻井さんも、大野さんも、相葉さんも




なんでか同じ様な顔をされて




思わず首を傾げる




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