第9章 飢えと潤い〜18禁〜
首筋もペロッと舐めてキスすると、はぁ、ん。と身体をビクつかせる由梨
「あ、和さぁ、ん。ダメです。」
一生懸命訴えてくるのは以前ソファでした時と同じで。
「なに?ここじゃダメってこと?」
足の間に自分の足を挟んでもらうように入れ込みつつそう聞くと無言で頷いてくる
あー。
ほんと分かってないよね。
由梨のその一つ一つの行動がその気にさせてしまうのにね。
「んー。もうちょいだけここが良い。」
首筋を再度舐めつつ片手で胸をやんわり揉むと、あぁ!…ダメなのに。と言いながら俺の間に入れた足に支えられている状態になった。
「ねぇ由梨知ってる?ダメって言いながら感じてるのはダメにならないよ?」
ふふっと笑いながらもそう言うとウルウルした目で俺を見ていた。
「…ずるい。わかってるくせに」
そう言ってぎゅーっと抱きしめられた。
そして小さい声でぼそぼそ何か言っていたので、ん?と言いながら顔を由梨の肩あたりに埋める
「ベッドが良いです。…H、、したいです。」
聞かなきゃよかったってやつかもしんない。
なんでこの人はさ。
いつも。いつも。
まぁ、でも。
泣きそうな声で言ってくるあたり、これが精一杯なんだろうな。
「ふふ。……そうね。そろそろ意地悪もやめようかな。」
抱きしめ返しつつ頭を撫でるとうんうん。と頷くので寝室まで手を引いた
ベッドに座り壁にもたれかかるようにして、おいで。と手を広げると向かい合わせになるようにしてきて、大丈夫ですか?と聞く由梨
「ん?何が?」
「腰です。…痛そうにしていたから」
そう言って良く俺がさすっているところを撫でてくる由梨
そういえばここんところの仕事はダンスやら身体動かす事が多くてまた痛くなってきたなー。と思いつつ過ごしていた
「なんで?いつ見たのよ」
同じ家に住んでるとはいえちゃんと一緒にいれたのは今日くらいだし他の日といえば数分しか会ってないようなもんだったのに。
「朝とか。…あとちょっとだけ会った時とかです。」