第4章 ブルーの下着
「そうねー。確かにクタッとしてるよね。ここら辺とか。」
そう言ってブラストラップを肩から外す
そんな事だけでピクッと反応してしまう私。
そういえば和さんと初めてした時以来だ。
お互いに忙しくて同じベッドで寝ていてもバラバラだったり一緒に寝ていても爆睡していたここ何週間。
結婚してからは一度も身体を合わせていない。
そんなことを考えていたら急に恥ずかしくなってしまった。
それでも和さんは私を見ることをやめてくれなくてフフッと笑いながら肩から腕までを優しく撫でる
「あ、の。電気、消して。」
そうお願いするとベッドに連れていかれそっと押し倒された
「電気消しちゃったら見えないじゃない。」
何言ってんだよって顔をしながら言う和さん
そして優しくキスされた
下着の上から優しく胸を揉みしだかれる
はぁ、と吐息混じり吐く息を飲み込むようにキスの雨が降り注ぐ
息が続かなくてぎゅっと和さんのシャツを掴むとそっと唇が離れていった
瞑っていた目をゆっくり開くと目を細めてフフッと笑う和さん
身体が痺れていてボーッと見上げるしかない私を見て更に笑う和さん
「誘ってる顔してる。…したくなっちゃった?」
そんなこと。言わなくたってわかってる癖にわざとそう言う和さん。
はい。と掠れた声で言うと頬に片手を添えてチュッとリップ音を鳴らしキスされた
そこからの和さんはさっきまでの意地悪な和さんとは思えないくらいに甘ったるくて。
もう溶けてしまうんじゃないかっていうくらいに優しかった。
2人でくっつきながらベッドで余韻に浸っていてふと時計を見るとあれから思ったより時間がたっていた。
「えっ!もうこんな時間」
こんなにゆっくり時間をかけたことが今迄なくて驚いて思わず呟くとフフッと疲れたような笑い声が聞こえた
そして私の胸に顔を埋めて抱きついてくる和さんの頭を優しく撫でるとフッと微笑んだ和さん
「この下着はもう見納めだな。やっぱり」
そう言って下着越しに軽くキスする和さん
んっ。と声を漏らすと、あれ?まだしたい?と聞く和さん
「和さん。クタクタでもまだ感じちゃうからやめてください」
まだ少し余韻が残ってる身体。
男の人みたいに一度スッキリしたからと言ってそれで終われない女の身体はこういう時やっかいだ
これでもう一回戦なんか始まったら明日私は仕事に行けるのだろうか