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歳下 LOVE♡WAR【R-18】

第2章 偶然の再会。


「ねえねえ、笠井さんと日向(ひゅうが)さん」

大学の校門の前で、見知った顔の女の子に声を掛けられる。

「確か……関根(せきね)さんだっけか。どうした?」

関根……ああ、そういえばそんな感じの名前だったっけ。あまりよくは知らないけど、男女共にお友達がいっぱい、っていうイメージだ。

「あの……今日合コンがあるんだけど、急用で二人抜けちゃって」

あー。
嫌な予感。
そして、この予感は絶対に的中する。

「来てもらえないかな?今、色んな子当たってるんだけど、なかなか行ける子がいなくて」

実里が、どうする?という目で私を見る。
かなり嫌そうな顔だ。

合コンね……合コン……。

「んー……行ってみよっかな」

「ほんと!?」

「はあ!?ゆり、行くのか!?」

実里が可愛らしい声で、可愛らしくない言葉を発する。

「うん。実里も行こ。たまにはいいじゃん」

「いや、あたしは────」

「二人共ありがとー!相手はすっごく上物揃いなの!だから、楽しみにしてて!」

関根さんの勢いはなんせ、ものすごかった。なんて言ったって、あの実里が押され負けちゃうくらいだ。

「お前、高校ん時からその気まぐれな性格、変わんないよな。全く……。大体、お前がリア充にどれだけ憧れてるか知らないけど、それにあたしを巻き込むな!」

こうなったら、実里はうるさい。
こんなに可愛いのに、喋り方がな……。
いや、これはこれで可愛いかも。

「聞いてるのか!」

「はいはい、聞いてる聞いてる。実里だって、関根さんに押し負けてたじゃん」

私の言葉に実里が、うぐっと言葉を詰まらせる。

「………待ってろ」

私のリア充生活うっほほーい!!
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