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歳下 LOVE♡WAR【R-18】

第2章 偶然の再会。


「っ……笠井……」

間違いない。
あの時の……あのくそガキが傷付けてしまった、東(あずま)先輩だ。

出来れば会いたくなかった。
なんて言えばいいのだろうか。

あの時はごめんなさい?
あいつが傷付けてしまってごめんなさい?

いや違う。
第一、私が何かしたわけではない。でも、それでも、こうして罪悪感に押し潰されるような気分になる。

「なになにー?なんか運命的な再会って感じー?」

相手の男の人の中のチャラい人が、お互いを見て固まる私たちを見て、冷やかす。そんなチャラ男を、隣にいる実里がきっ、と睨みつける。実里とは高校生の時からの友達だから、全て知っている。実里にあの事についてよく相談していたから。当時、先輩に恋心を抱いていた事も含め、全て。

「運命、ね」

運命なのか、必然なのか。
はたまた、偶然か。

出来れば偶然であってほしい。

こんな再会、誰が喜ぼうものか。
こんな合コン、誰が望んだのだろうか。

私にはどうしてこうも障害が多いのだろうか。どうして幸せになろうとしているだけなのに邪魔をされる?

気のせいだといいな。

この嫌な胸騒ぎも全て、気のせいだといいのに。
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