【おそ松さん】歪んでいるというには、あまりにも深く
第2章 ただ欲しいだけです
両手が使えない私は、四つん這いになりながら彼の膝元へと歩み寄る。
じっと下から彼を見つめれば、やはり冷たい瞳をしていて背筋がさあっと寒くなった。
歩み寄っては来たものの、この先をどうすればいいのかわからない私はただ彼を見つめる。
「ほら、ファスナー」
すでにボタンは解かれていたズボン、後はファスナーを下ろすだけ...。
短い一言をかけられるも、鎖のついた両手でどうやってファスナーを下ろせというのか...。
「あ、あの...手が...使えなぃ...」
「それくらい自分で考えて」
冷たく言い放たれて、びくっと身体が震える。
しなければならない事など、わかっているはずだ。
私は彼の股へ顔を埋めた。
小さなファスナーを探し当てて、カプリと口に含む。
そこから下へと頭を動かし、じーっという音を小さく鳴らした。
「あっ...」
かあっと熱が顔に集まる、彼の下着が大きく膨らんでいるのがよく見えたからだ。
「あやちゃんのせいだよ」
声がする方へ顔をあげてみれば、頬が赤く染まったその人が口元に手をあてて恥ずかしそうに目線を逸らす。
暴君なのか、そうでないのかわからない...。
愛しいという言葉が頭のどこかでうっすらとよぎる。
ちゅうっと音をたてて、彼のソコへキスをした。
「くっ...」
ビクリと身体が跳ねる、それが嬉しくて私は下着の隙間のボタンを口で解かす。
少し独特の匂いが鼻につくのに、それさえも興奮材料にしかならない。
下着の生地を噛んで、少しずつずらしていけば熱い何かが唇に触れた。
くちゅっと小さく音をたてて、恐る恐るソレを舐めると舌先に広がるしょっぱい味。
ゆっくりと下へと舌をおろしていけば、生地が私の顔に押されて下へ下へと下がっていく。
根元までゆっくりと舌を這わす頃には、逞しいソレが赤く色づいて膨れ上がっていた。
ゴクンッと唾を飲み込んだのは、どうしてだろう?
それと同時にヒクヒクと私の花が疼く。
私の身体が彼を誘っている....。