【おそ松さん】歪んでいるというには、あまりにも深く
第2章 ただ欲しいだけです
気づいていてわざと言わそうとしてる...。
かあっと熱が顔に集まってくる。
この人の魂胆が見えてしまったせいだろうか、それになんの意味があるのか。
そんな事を考えていれば、赤い舌が私の唇をぺろりと舐める。
「...いいなよ、ほら」
冷たい瞳、でも顔は赤く染まっている。
言わせたいんだ、私の口から...欲しいって...。
そう頭で考えれば、疼くのは花よりももっと奥にある部分。きゅうっと中が閉まっていくのを感じれば、ぶるっと身体が震えた。
吐く息は甘ったるく、吸う空気はいやらしくて頭がどうにかなりそうだ。
「...あっ...ふえっ...」
言葉に迷っていれば痺れを切らしたのか、私の脚に指が這う。
ゆっくりゆっくり焦らすように、誘うように冷たい指が私の熱くなっているソコへ。
「染みてる」
ポツリと言葉が零れると、下着を横からからめとられる。
私を守っていた一線が音もなくおろされていけば、なんのしがらみもなくなり露わになる濡れそぼる花。
「そんなによかった?」
ぺろりと舌なめずりをした目の前の人は、熱を頬に宿して妖艶な笑みとともに欲情した瞳を私に向ける。
二重に見える視界の中で、脳裏に焼き付くトド松くんの熱。
トド松くんが、私の熱に犯されていく姿が鮮明に色濃く駆け巡る。
思い出したくはないのに、彼の未姿があまりにトド松くんに似ているからだろう...。
やっぱり私はトド松くんに囚われたままだ。
ボロボロと涙が伝えば、冷たい指が頬を撫でる。
「...僕をみろよ」
その一言に目を大きく見開けば、冷たい熱が花芯に触れた。
「ああっ!」
大きくはしたない声を漏らして身体を跳ねさせれば、グチュグチュと蜜が垂れる音がする。
冷たい指が私の蜜を掬いとって花芯に塗りたくるたび、動きがより一層ましていく。
絶え間ない指の動きが、いやらしい音と快楽を連れて私を壊しにくる。
「やぁあっ!!んあっ!」
指が花芯を責めたくる。
指先一つでいいようにされて、身体が跳ねて、快楽に酔いしれて...。
なんて、淫乱な女なんだろう...。