第7章 この部屋はあたたかい(おそ松)
「…はっ… かわいー…」
瞳を潤ませ、うわごとのように呟くおそ松くんの腕を引っ張って赤色のソファーに座らせる。
私は床に座り、彼の両膝の間に目線を合わせ、ジーンズの上から彼の太ももをくすぐった。
「ゆいちゃん… すげぇ興奮する…」
頬を赤く染めて私を見下ろすおそ松くんは完全に雄の顔をしている…
太ももをくすぐった指はジーンズの中心にたどり着く…盛り上がって主張するその先端を人差し指でなぞると、彼の腰がぴくりと跳ねた。
お互いに期待と興奮の入り交じる表情で見つめ合う…
私は彼に微笑みかけて、ジーンズのジッパーをゆっくりと下ろし、その下に穿いている下着の穴から彼の自身を引っ張った。
「あ…」
おそ松くんが小さく声をあげたその時、ぷるんっ とおそ松くん自身がジッパーの隙間から出てきて、ふたりしてそこを凝視してしまった。
「うわぁ… なんか今の恥ずかしかった…」
更に頬を赤くして、おそ松くんが呟く。
「おそ松くんにも恥ずかしいとか羞恥心あるんだね」
なんか意外だね、と笑うと
「うっせー、男は色々とデリケートなの!」
と膨れてそっぽを向いた。
そんな姿もかわいくて、いとおしくて…彼の自身をぱくりと口に含んだ。
「…っ あっ… 不意討ちやめてぇ… あぁっ…」
色っぽく上擦った声で喘ぐものだから、私も興奮で息が荒くなってしまう。
指で上下に擦りながら、先端を吸ってみる…
「はっ… あっ… きもちい…」
彼の腰も私の指の動きに合わせて上下する。
「…ゆいちゃん…」
とろりと蕩けそうな声で私の名を呼ぶ…
「ん?」
自身を口に含んだまま返事をする。
「ゆいちゃんの下のお口にも入りたいな…」
目を細めて私の頬や睫毛を指先でゆっくりと撫でる彼…
彼の表情が優しくて、かっこよくて…心臓が大きく音をたてた…
どうしてこの人は私の心をこんなにも揺さぶるの?
「だめ! まずは私がおそ松くんを食べてからね」
動揺を見透かされないよう、目を閉じて彼に快楽を送ることに集中した。