第6章 真昼の夢(十四松)
どちらともなく、服を脱がせ合う。
お互いに上半身に何も身に着けていない…
だぼだぼの黄色に隠れた生身の彼に触れたくて…夢中だった。
まだ陽は高く、日射しが降り注ぐ部屋で、きっとわたしの身体は隅々まで見えてしまうだろう…
恥ずかしい…
でもこの先を知りたい…
十四松くんの素肌に触れる…服の上からは分からなかったしなやかな筋肉…彼の首筋に唇を寄せる…
「あっ… ゆいちゃんのおっぱい…かわいい…」
わたしの胸の先端に触れる彼の指…くりくりと指先で転がすと硬く芯を持つ…
「んっ…じゅうしまつくん…」
愛しさが込み上げて、身体の中心がじんじんと熱い…
思わず十四松くんの背中に腕を絡め、強く抱きしめる。
あたたかい彼の体温…しっとりと心地よい肌の感触…自分ではない誰かと肌が触れあうことはこんなにも気持ちいい…
「はあっ… はっ… ゆいちゃん…俺、もう止まらない…」
十四松くんは少し手荒くわたしを離し、ソファーに寝かせ、その上に覆い被さる。
その表情は、芝生の上で見た表情とも、キスの前の表情とも違い、熱を帯びた獣のようだった…
胸の突起を唇で吸い上げる…
少し歯を立てて引っ掻いたり、柔らかい舌で包み込むように舐めたりする…
気持ちがよくて、でも恥ずかしくて仕方なくて十四松くんから顔を背けてしまう…
「?!」
クチュ…と音をたてて、十四松くんがわたしの秘部に下着の上から触れた…
そこは…自分でも分かるほど濡れていて、下着の上からでも粘液の音がした…
初めての感覚…おかしくなってしまう…
「どうしよう…気持ちいいよぅ…こんなの初めて…」
小さく口にする…それに対し彼は、
「ゆいちゃん、初めて?俺も初めて…もっと触っていい?」
そんな言葉をくれた。
小さく頷く…
すると彼は下着の中に手を入れて直に秘部を触りはじめた…