第4章 僕は君の猫(一松)
キスを繰り返しながら、俺は夢中でゆいさんの胸をまさぐった…
…ブラジャーを着けていない胸にシャツの上から触れ、強く揉む…少し乱暴だったかもしれない…
「…はあっ…はあっ…やわらかいっ…」
きっと俺は童貞丸出し…
でもありえないくらい興奮していて、そんなの気にしていられなかった。
ゆいさんの着ているシャツを捲り、初めて見る胸の突起にしゃぶりついた。
「…あっ いちまつ…くん…きもちいい…」
ゆいさんはうわごとのように呟く…
…そこから先は記憶が飛び飛びで… とにかくエロくて気持ちよくて、なんとか最後までことを終えたということは覚えているものの、すごく取り乱してしまったのではないかと不安になってくる…
ベッドの隣にいるゆいさんの方を恐る恐る向き、意を決して声をかけてみる…
「あの…ゴメンナサイ…」
あぁ…理性がぶっ飛んでしまった…この後の対処法なんて分からない…もうこのまま何事もなかったかのように家に帰って、童貞のまま生きていきたい…
「…どうして謝るの?すごく気持ちよかったのに…」
予想しない答えが返ってきて、目を見開いてしまう…
思わずゆいさんがどんな表情をしているか気になって、覗きこむ。
あぁ…ちゃんと彼女の顔を見るのは初めてかもしれない…
大きな瞳、かたちの良い唇… 控えめに言っても…すごくきれいな顔…こんな燃えないゴミとこんなことしてくれるなんて信じられないくらい…
「わたし、いちまつくんのこと、もっと知りたい!お話ししようよ!」
かたちの良い唇の口角が上がり、笑顔のかたちになる…唇から覗く歯が白くて…笑った顔もきれいで…あぁ…エロい…