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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第1章 ~二番目の、恋~ (及川 徹)



えぇと、んー、何から切り開こうか…

『だよね、女の子はアクセサリー、喜ぶよね!』

『だろ?ここ、俺のお気に入りだし、
ピンクなら、ほら女の子もさっ。』

木兎が指差した先にいる女性店員は
確かに、
あのスカルのネックレスをしてる。

ビスのついた革ジャン着て
髪は金に近い茶髪で真っ赤な口紅、
趣味は多分パンクロック、みたいな女の子だけど。

『…そーだね。似合ってる、あの子には。』

あの子と綾ちゃんとの共通点は
"女"という性別だけ、ってくらい、
明らかにキャラが違うので、

想像してみる。
首にスカルのネックレスをぶら下げた
綾ちゃん…



…ぷ。


だめだ。笑える。あり得ないね。
なんとかして阻止せねば。

ふと木兎を見ると、
デニムの後ろポケットから
キーホルダーがジャラジャラ
ぶら下がってるのが目についた。

ジャラジャラの中に、

あ、コレだ!

『ね、コタローちゃん、ペアがいいんだよね?
オシャレにさ、さりげなくペア…
っつーのはどうかな?』

『さりげなく?』

『そ、まったく一緒じゃなくてさ、
二人だけが知ってるオソロイ。』

『…それ、楽しい?』

楽しい?
楽しいかどうかはわかんないケド、

『イマドキのすっげーイケてる仲良しカップルは
みんなそうだよ。さりげなくペア。
二人だけのおそろい。俺のオススメ、見てみない?』

…なんの根拠もないけど(爆)
とりあえず木兎の好きそうな言葉を並べてみたら
やっぱり食いついてきた。

『…そぉ?
じゃ、このスカルを第一候補にしつつ、
一応、そっちも考えてみるか。』

第一候補、残すんかい(笑)

ま、いいや。
とりあえずその店を出て、
そう遠くない店に向かう。

有名ブランドではなく、
個人作家のアクセサリーを取り扱う
小さなセレクトショップ。

…とはいっても、
俺は女の子にアクセサリーなんかあげない。
いつもデートで
女の子達のウィンドウショッピングを
"早く終わんねーかなぁ、
今夜はどこのホテルに連れ込もう…"
とか思いながら
興味のあるフリしてただけなんだけど。

まさかこんな時に
役立つとは思わなかった。

まさかこんなに
真剣に眺める日がくるなんて
思わなかった。

…まさか、
彼女の顔を思い浮かべながら
ネックレスを選ぶ日が来るとは
思わなかった。

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