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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第1章 ~二番目の、恋~ (及川 徹)



『な、どー思う?オイカワも反対?』

木兎に連れられてやって来たのは、
俺らぐらいの世代が集まる賑やかな街。

ここ、前に来たことある。
木兎のお気に入りのアクセサリー屋だ。

『反対も何も…コタローちゃんがいいなら
いいんじゃねーの?』

パッ、と木兎の顔が輝く。

『な?これ、いいよな?
さすがオイカワ!
木葉とあかーしに聞いたら、
絶対ダメって言うんだよ?
やっぱあいつら、センスねぇなっ!
オイカワに相談してよかった!』

『いや、むしろコタローちゃんらしくて
俺はいいと思うけどね。』

覗いているショーケースの中、
木兎が指差す先には、
いかにも木兎らしい、
シルバーのゴツいスカルのネックレス。

木兎はよく
この手のアクセサリーをつけてるから
なぜ高校時代の仲間が反対するのか
俺にはわからない。

『…でも、敢えて言うならこっちの方が、
もっとコタローちゃんぽいけど。』

同じデザインだけど
スカルの目のところに入っているガラスが
青い方を指差す。

今、木兎が俺に聞いてきてるのは、
なぜか、そのガラスが、ピンク。

『そりゃ、俺だったらそっちだけど。
…あ、俺が青買ってペアにしよーっ!
オイカワ、天才っ!!』

え?

『ちょっと待って、これ…ピンクの、
コタローちゃんのじゃなくて?』

ペアペア~、と鼻唄を歌いながら
店員を呼びにいこうとしていた木兎を
あわてて捕まえる。

『なーんで俺が買うもの、及川に相談すんのさ?
綾だよ、綾にあげんの!』

?!

『マジ?!それ、早く言って!!』

…どーりで木兎の仲間が反対したわけだ。
振り向いた木兎。

『…やっぱ、オイカワも反対?』

ヤバイ(;゜∇゜)
凹んでる。

ミミズクヘッドが、萎びてる…

え、えと…

『綾ちゃんのプレゼントなんだね。
ごめん、知らなかった。
てっきりコタローちゃん用に買うかと…』

シュン。
うなだれながら。

『そ。もうすぐ綾の誕生日でさ、
身に付けられるものがいいかと思って、
そんで、ネックレス…』

『い、いいじゃん、その発想!
コタローちゃんが
いつでもそばにいるみたいで、
きっと綾ちゃん、喜ぶよ、
うん、きっとスゲー嬉しい!』

…こういう時は、とりあえず、誉める!
誉めながら、次の道を、考える!!

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