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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第1章 ~二番目の、恋~ (及川 徹)



イタリアンバーで
プロシュートとチーズと赤ワイン。

アリスちゃんのとめどない話に
ニッコリ笑って適当に相づちをうちながら
どんどん飲ませる。

シャツからのぞく首もとから鎖骨が
ほんのり赤くなってきた頃、
アリスちゃんが俺にグラリと寄りかかって

『…少し、飲みすぎちゃったみたい。』

だよね。飲んでた飲んでた。
というか、飲ませた飲ませた。

一応、確認。

『どうする?帰るなら、駅まで送るよ?』

『え~、こんなんじゃ、私、帰れない。』

『どうする?ちょっと、休憩する?』

『うん。休憩する、する~。
どこでも、ついていく~。』

これで、合意の上、ということで、
一番近くのラブホテルへ。

このままじゃ、彼女、
すぐに寝てしまいそうだから

『ほら、来いよ。』

バスルームに連れていく。

『自分で、脱いで。』

『…及川君、脱がせて。』

『甘えてるの?見ててやるから、自分でやりな。』

有無を言わさぬ言葉攻めに
抵抗できるほど頭が回らない彼女。
黙って、おずおずと脱ぎ始める。

下着姿になって、俺を見て。

『これも、脱ぐ?』

『当たり前だろ。シャワー、浴びるんだから。』

いかにも男好きしそうな、
ロマンティックなピンクのレース。
…期待して来たの、バレバレじゃん、
彼氏、いるくせに。この、淫乱。

全裸になり、胸と股を手で隠しながら

『…シャワー、浴びてくるから…』

『あぁ。』

彼女がバスルームに消えると、
俺もすぐさま、全部、脱いで
バスルームに乱入。

『え?!及川君も一緒に?』

『待てない。とにかく君は酔いを冷まして。
途中で寝ちゃうなんて、許さないから。』

生ぬるい温度のお湯が
シャバシャバと降り注いでいたシャワー、
一気に冷たい水を激しくひねり出す。

『キャ!冷たいし、痛い!優しくして!』

『優しく?そんなの、彼氏に頼みな。
さっき言ったよね?
俺は彼氏じゃ出来ないことをしてあげる、って。』

『及川君、どうしたの…』

『どうも、しないよ?俺に何を期待してる?』

手首をしっかり握り、
びしょ濡れの彼女を壁際に押し付ける。

『彼女になるつもりだった?
それとも、愛してる、とかって
囁いてほしかったとか?』

酔わせておいて、よかった。
きっと明日は、忘れてるだろ。
…もしくは、悪夢、ってことで。


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