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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第3章 ~痛い、恋 ~ (烏養 繋心)



『失礼いたしますぅ。』

仲居さんの声。

慌てて綾が席に着くと同時に
仲居さんが入ってくる。

『こちら、甘エビのお刺身、
赤いからアカエビとも言いますけどね、
夏が旬で、プリップリですよ~。
お醤油ちょっとつけて、どうぞ。』

空いた皿を下げ、
飲み物のオーダーを聞いて、

『それじゃ、お邪魔しました。』

出ていく仲居さん。
扉が閉まるのを確認して、綾に言う。

『お邪魔しました、だってさ。
綾がキャーキャー騒ぐから
外に聞こえてたんじゃないか?』

『ケイ君が意地悪するからでしょ!』

ぷーっ、とふくれる綾の頬。
…あぁ、楽しい。

『ま、いいじゃねぇか。
甘エビ、うまそうだな!食おうぜ。』

コロッと機嫌が直る。

『うん、冷たいうちに、ね。』

わぁ、キレイな色だねー、
んっ、ほんと、ぷりっぷり~!
ねぇ、ケイ君も、食べてみて。

さっきまでふくれていた頬を
今度はおいしそうに動かしながら、
綾が甘エビを食べる姿。

よく似合う。
新鮮な赤い色も、
プリプリの感じも、
綾そのものだ。

『な、ここ、来い。』

『なぁに?もう口移しはしないよ?
だってケイ君、ズルするもん。』

『チャンスは一回、つったろ?
もう、させねーよ。いいから、来い。』

再び、俺の横に座らせる。
…疑い深い目で俺を見てる。
同じ事、何回もさせねぇよ(笑)

『なぁに?』

甘エビを一匹、箸に取って
醤油をチョンチョンとつけながら、

『プリっプリに、醤油つけて食おう。』

箸の先の甘エビを見てる綾。
…隙だらけ、だな。

左手で
綾の浴衣の胸元をガッと開いた。

『?!』

甘エビの先にたっぷりついた醤油を、
チョンチョン、とつける…乳首に。
そしてそのまま、
ペロン、と舐める…乳首を。

『やぁ、ん…やめ、』

『浴衣ノーブラの綾、
おいしくいただかねぇとな。』

もう1度、エビで乳首に醤油をつける。

『エビはさぁ、シッポのとことか、
こうやって食うのがうまいよなぁ。』

ちゅう…音をたてて吸い付く…乳首を。

『ちょっ…ケイ君、ぁん、や、め…』

その時、また。

『失礼しま~す。』

絶妙なタイミングの仲居さんだ(笑)
…ん?外で聞いてる訳じゃねえよな?!

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