第3章 ~痛い、恋 ~ (烏養 繋心)
『今夜は、誰に抱かれる?』
トロンとした瞳の綾。
『あのね、』
そして、いつものように
"ケイ君"と呼ばれることを
当たり前のように予想していた俺に、
軽い、痺れを呼び起こす、答え。
『大好きな人に、抱かれるの。』
"大好きな人"
…こんな言葉で呼ばれるのは
いったい、いつぶりだろう。
てか、
こんな風に言われたこと、あるか?
若くて、真っ直ぐで、
正直で、一生懸命で、
夢も希望も気持ちも、
隠すことなく溢れてる。
胸が、キュンとした。
だ、誰だ、笑ったヤツ!
俺のこの図太いハートだって、
たまにはキュンとすんだよ!
…ごく、たまに、だけど。
あまりのかわいさに、
抱き締めてしまいたい、と思ったけど、
それは、あとで。
今は、
かわいい彼女の期待に添えるように、
想い出に残るエロい展開にするのが
彼氏である俺の仕事。
『そーかぁ。
お前の"大好きな人"はさぁ、』
ワレメに指を突っ込み、大きく開く。
『彼女の蜜とよがり声が大好物の、
エロいおっさんだぞ。
そんなヤツに抱かれたいのか?』
生々しいピンクのワレメを覗き込みながら
彼女の顔をチラリと見上げる。
ツン、とたった、乳首の向こう。
はぁ、はぁ、と荒い息をしながら、
上気した頬で、切れ切れの答え。
『ケイ君と、H、するようになって、
私、やっと感じれるように、なった。
セックス、好きに、なっちゃったの。
ケイ君が、女に、してくれたんだよ。
今日も、いっぱい、ヤラシいこと、シて。』
男冥利に、尽きる。
ホントに、愛されてる。
恋愛にドキドキするのなんて
俺だって、ホントに久しぶりで。
それは、お前だから、だよ。
『…まだ誰にも見せたことのない綾を
俺に見せろ。エロくて、はしたない顔。』
ワレメに、顔を埋めて。
下から上まで、ベロン、と舐める。
大きく柔らかく舐めたあとは、
舌を固くして中に突っ込み、
ふちをしごくようにしてキツく。
時々、蕾も、フルフルと刺激して。
『ぁぁぁっ、もう、ヤラシぃっ…ぁん…』
裸で大きくMの字に開脚し、
夜空の下、声をあげてのけぞる彼女。
体はもう乾いているのに
ソコからは、じゅるじゅると絶え間なく
蜜がこぼれてきて、垂れていく。
『ね、指、ちょうだい、ねぇ…』
エロいおねだり。
爆発的なエロさ。