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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第3章 ~痛い、恋 ~ (烏養 繋心)



裏スジへの刺激を続けながら、
そのまま咽の奥に当たりそうなくらい
深く吸い込まれる。

『ぉ、ぁ、ちょ、もぅ、ぃぃ、っ、』

出てしまいそうで、
あわてて綾の頭を
引き離した。

ん、ん、と咽を整えるように
何度か咳払いしながら、
綾が、答える。

『いいのに。…飲む、つもりだった。』

『ばか!んなこと、しなくていい!』

『でも、大人なら、そのくらい…』

なんだ、それ。大人なら、って(笑)
もしかして、彼女なりに
俺の年齢に…年の差に…
追い付こうとでも思ってんのか?

俺が
『オッサンでスマン…』と
思ってるように

綾は綾で
『大人っぽくふるまいたい』と
思ってくれた結果の
"飲むつもり"発言なら、

…かわいい、というか、
いとおしいな、と思う。

相手に釣り合うようになりたい、
って気持ち、まさに"恋"だよな。

『違う違う。大人だからやる、とか
そういうコト、関係ねぇから。
しかも、飯の前だろが。』

『ご飯の前、とか、
それこそ関係ないでしょ?
場数、少ないからヘタだったり
知らないことが多かったりするけど…
あたしだって、ケイ君にちゃんと
満足してもらいたいんだもん。
女の子扱い、しなくていいって!』

…そんなこと、考えてたのか。

『あのな、ウマイ、ヘタ、とかって
問題じゃねぇんだよ?
その道のプロじゃねぇんだから。』

『…じゃ、どういう問題?』

困ったような、
わからないような、
少しスネたような顔。

…あぁ、ほんと、いとおしい。

『そんじゃ、
俺の見たい綾を見せてもらおうか。』

ザブン、と
彼女を風呂から抱えあげる。
いわゆる"お姫様抱っこ"で
風呂のふちに座らせた。

大きな岩がゴツゴツと重なっている中、
座りやすそうなところに。
体育の授業のように、
脚を抱え込ませて座らせる。

『脚、開け。』

『え?』

『そのまま、脚をおっきく開けって。』

…少し、開く。10㎝、ってところだろうか。

『なぁにやってんだ、
おっきく開け、つってんだろ?』

…さらに、10㎝。

『俺を満足させたいんだろ?
もっと、股関節、はずれるくらい。』

…俺が開かせるのは簡単。
でも、自分でやらせなきゃ、意味がねぇ。

『できねぇのか?』

待つ。
待つのも、楽しみの1つだ。


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